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制作と、探求の同時進行には制限がございまして、
どうしても漫画を手にすると、 私の手は二本しかないので、 全部がものがたりに、 うばわれてしまいます。 こんなとき、わたしはいつも、 パリのギメ美術館で見た、あまりに激しすぎる千手観音像を思い出すのですが、 あんなにびっちびちに手が出てるのってちょっぴりあこがれだけれど、 自分の手は、いつだって2本しか出てないし、 今後も出てくる予定もなさそうですし、 (いや、わからないけれど笑) ですので、 手も動かせて、 ものがたりに浸れる方法として、 映像をみる、という方法がございます。 (集中をようする作業以外の時ね、ねんのため) 最近、しりました。 たとえばスマホで知った漫画などは、 (スマホで漫画はいろんな意味で危険でしかない) 結構映像化されていたりするということを。 また、逆の場合も。 ですので、 見てます。 そしておののいています。 すごいね、アニメの世界って! しかもものすごい数がある! しらなかった! 今更! おそッ! (思いっきり宣伝にはまってしまっているって話!) 私は漫画家ではないのでわからないですけれど、 自分の手元を離れた時点よりも、さらに先があるなんて。 自分の描いたものや人物が、 動いたり、話したり、なんて、あたまのなかでは当たり前であっても、 それを外側から、新たに入ってきたりすると、 ものすごくうれしいことなのではないかとおもうのです。 例えばピッチャーの球の速さとか、なんとか装置のうごきとか、 なるほど捕食器官の出方、 なにかの拍子に一瞬で粉々になる、自分の背後にある、 ダークな存在の動き、など、 (なにみてるかすぐわかっちゃうかもだけど) 絵だけではきっと限界があることも、 音や速さや立体感などがこんどは外から飛び込んでくる経験。 しかもそこには、原作へのはんぱない愛が! 想像しただけで、 わたしも勝手に鳥肌がたったりしています。 すごい世界。いいね。 それにしても、、思うのは、 あこがれの、伏線。 計画的なものがたり。 どうなってるんだろう、 頭の中。 ちなみに千手観音みたいになったとしても、 それを使いこなす頭脳がないと 手の全てを効率的に動かすのはむりなのかなぁとおもったり、、 そんなことを考えては、こっそり落ち込んでいるのはなんでかな。 妄想で落ち込むのだけはそろそろやめたい。 大人なんで。 いや、でもまてよ? イメトレで千本の手をつかいこなせたら、 伏線に次ぐ伏線な、物語がかけるようになるのかも! そんなわけで、わたしがいつ 三次元に戻れるかは、不明。 ドラマにはまっていたころがなつかしいです。 ギメの千手観音。すごくない?
by queroneco
| 2017-08-20 13:57
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