そういえば、
あのみずうみの上の方には、
もう1つ、みずうみがあります。
とても小さいみずうみです。
でも、水辺には近づけません。
展望台に立ち、高いところから、
木々の間にひっそりしてるみずうみを、
ちらっと覗いて見るのです。
その湖はたくさんの色をもっています。
見るたびに違う色。
ちょっとした加減で、びっくりするくらいの青だったり、
ものすごく深い緑だったり、
不思議、エメラルドグリーンに見える時もあったりして、
とても神秘的、
秘密をのぞく感じです。
冬はみずうみまでの道が閉鎖されます。
秋になると割とすぐに閉ざされ、雪がとける、遅い春まで行けません。
だから益々秘密めいているのです。
みずうみは、
どこまでも深く吸い込める空気も、いっしょです。
脳内でみずうみを探します。
吸い込むと熱風、
暑いです。